車高調製作
〜たのしいです〜

  車高調を作るに当たっての目的を整理。
 カッコよくしたい
 安く上げるために自作。
 過程を楽しもう!
 作れるかどうか挑戦したい(?!)
 31年前からそのままのサスはグニャグニャ。
とまあ、様々な理由により作成にいたるわけで。

2by2はすべてストラット径は55φらしい。
50.8φだと良かったのに・・・

と言っててもしかたがないので、
まずは部品を集めようと。

必要な物は、
 アッパーマウント
 アッパーシート
 アブソーバー
 ネジ部(本体)
 ロアシート
 加工用工具などなど。

そこで、いつものようにヤフオクをチェ〜ック!
  早速落札。新品4本も買っちゃった・・・。
いきなり予算が心配・・・。
4本で5万円。こんなもんなのかなぁ。

  92ショートにはフロント用とリヤ用があり、素人の僕には
どっちを使うべきかさっぱりわかんなかった。

詳しい人に教えていただかなければ!!ということで、
大和魂Zの管理人、ホソミ様に聞いてみましたところ、
4本ともフロント用を使うとのことでした。
ホソミさんは、僕が大和魂Zの掲示板での、初めての質問にもかかわらず、とても丁寧に教えてくださいました。
ホソミさん、本当にありがとうございます!!

TRD 92ショート フロント用 カートリッジ式レース用 
 品番48511-AE941

減衰力:固定式、
形状:カートリッジ式、
構造:復筒ガス式
減衰力:伸び2313N縮1098N(236/112kgf) 
ロッド反発力:154.8N (15.8kgf) 
最大長:477mm 
最小長:342mm
カートリッジ 長さ:約330mm
         径:約42mmです。

だそうな。硬そう・・・。
  お次はテキトウなアッパーマウント。
コイツはクスコ製92用だって。
8750円。高くついたなぁ。

もっと安い固定式にすれば良かったよ・・・(泣)
  コイツをS30に取り付けられるように
加工することに。

まずは手始めにフロント用を分解。
  こいつをリヤに使おう。

写真を撮り忘れたけど、コイツにストラットタワーバーを当てて、どこにボルトを立てればいいか目測で位置決めして、センターポンチでドツく!
  ピンボケ。

穴は、縦に2本5個並んでいる穴の一番下が使 えた。ラッキ〜! 

左右とも穴を拡大しタップを切る。
もう一つはピロボールの真上の穴。
コイツもねじ山を立てる。

ちなみにウチには卓上ボール盤なんて無いので、
近所のカ○ンズホームにて手早く作業。
もちろんこのお店で、タップを買いましたよ(笑)
   タップを切った穴にボルトをねじこみ・・・
   ピロアッパーマウント(リヤ分)の出来上がり。

                   またピンボケ(泣)
   お次はフロント(92のリヤのもの)。

 写真を撮り忘れたけど、リヤ分と同じように
 分解
 ↓
 タワーバーを当ててボルト穴の位置決め
 ↓
 穴あけ+ネジ切り加工
 
 円周ギリギリの3つの穴が今回追加分。

 板から穴がはみ出なくて良かった〜。
   ボルトをねじ込み・・・
   フウント用も完成!!!
   ちょっとブレイクタイム・・・。


 あまった部品についているスタットボルトを
 回収!

 後で役に立つかも・・・(笑)

                       ただ単に貧乏性・・・
   お次に買ったのはアッパーシート。
 写真は2枚だけど買ったのは4枚。
 コレも新品・・・。
 4枚で13200円。こんなの中古で十分なのに、
 ヤフオクに無かった(泣)。
   裏側。トヨタM14回り止め付きダンパー用。
 ID65スプリング用。

 この部品は特に加工が無いので
 組み立て時まで待機!

 おやすみ〜!
 
   自作車高調キット(ロアシート付)。
 YZ製 ID内ネジも付き55A-Liを購入。
 対応スプリングはID65を選択。
 理由:ID65なら、スプリングのラインナップが多いから。
 
 コレも新品。4本で4万円・・・。

 ストレートタイプ(両側を溶接するタイプね)だと4本で
 3万円で済んだんだけど、YZの社長さんがこちらの
 方が断然作業性が良く、おススメとのことだったので、
 こちらに決定。
   見てみると、確かにナカナカ優れもの。
 左は上から覗いた写真。

 リングナット用のネジがあらかじめ切ってある
 親切仕様。
   下の方は、少し太くなっていて、ストラットに被せて、
 溶接する。この長さ分長さの調整が聞くっていうわけ。
 僕のような素人には、とっても心強いなぁ!

 それと もうひと〜つ!

 ストレート被せ式だと、ウチのZの場合、ストラット径
 55φなので、選択できるスプリングはID70以上に
 なってしまう。

 その点コイツは、ネジ部下細くできている分、ID63や
 ID65のスプリングも使えるようになるので、
 スプリングの入手が多少楽になるのだ!

 ん〜便利!
   ここで、今まで購入した物を、一回組み立ててみた。
 すると問題発生!よくあることだが・・・
 ピロアッパーマウントにねじ込んだボルトの頭が、
 
 アッパーシートに干渉しているじゃぁないか?!

 ちなみにコレはリヤ用
   こっちはフロント用。右のボルト頭が干渉。
 コイツに至ってはほとんど首を振れない・・・(泣)


 というわけで・・・。
   サンダーで干渉する部分をトバしましょう〜!
   フロント分完成。  ・・・傷だらけ。
   横から見た感じ。ほとんどデッパリがなくなったでしょ♪
   フロント分を再組み付け。
 ギリギリでクリアランス確保できた。
   コレは、同じようにサンダー掛けして作ったリヤ分。
   ボルトの頭が半分以下になりました♪
   こちらは余裕でクリアランスの確保ができました!
   お次はバネ。
 コイツももちろんヤフオクより購入。

 フロント用:圭オフィス製 (緑)
         id65 250mm 7kg/mm
                 2本 \4,500にて

 リヤ用:HKS製 (黒)
                  id65 250mm 6kg/mm 
                  2本 \3,500にて
   部品が揃ったので、早速製作に移りましょ〜。

 フロントの交換前測定。写真では分かりませんが、
 タイヤまでの長さは6センチもある・・・。
   ストラットタワーのボルト3本を外して・・・、
   次はブレーキキャリパーをストラットに止めている
 ボルト2本を外し(写真では既に取れているボルト)、
 次にストラットの真下にある2本のボルトを外す。
   たった1度のスプリングはずしのために
 スプリングコンプレッサーを買う気になれず、
 針金をつかってスプリングを外しました(ケチ)。

 ねじ山をいためないように気をつけながら、
 ストラットの真下からジャッキをあてスプリングを
 縮めて・・・。
   写真のようにスプリングを縮めた状態のまま
 針金を巻く。
 
 ちなみに、ヒョロっとでているタイラップは、車体を
 持ち上げる前に1G状態で、どのくらい沈み込んで
 いるかの参考にするの為にまいた物。
 非常に分かりにくくてスミマセン。
 ジャッキを外した時の画像。
 上のアッパーシートは既に落ちていて、スタビか
 ロアアームに足を掛けてストラットを上に持ち上げれば
 アッパーシート・スプリング・ストラットがバラバラに。
   こんな感じ。アッパーマウントは写真撮ってません。
   外したストラットからアブソーバーを外す。
 本来ならリングナットを外してアブソーバーを
 取り出すのですが、とても硬かったので、
 まあいいかとばかりに一応気をつけながら、 
 ストラットのみをチョン切ってしまおう。
 
 純正ショック長が378mm、92ショートが330mm。
 なので、今回は、色々頭をひねった結果、
 リングナットを含めた、上から183ミリの所で切断!
   コイツはショックの下にかます為のスペーサー。
 ごくごく一般的なSGP配管のきれっぱしから作成。
 内径34mmだったか35mmだったか・・・。
 長さ21mm。
 20mmで切ったつもりがちょっと長くなっちゃった。
   こんな感じでピッタリ♪
   一番右がさっきちょん切ったストラット。
 そのストラットへ、右から順番に重ねて組立てていく。
   さらに、スプリング、アッパーシート、カラー、アッパー
 マウントの順で組み付け、仮組み完了。
 
 この姿になるとなんかうれしくなる♪
   まだ溶接しません。この状態で、車体に仮組みして
 具合を見てましょ。溶接しちゃうと高さが合って
 なかったときに修正が厄介だからねぇ。
   仮組み。この後、ホイールを履かせてジャッキを
 降ろし、ショックをなじませてみたものの、案の定
 長さが合ってなかった(泣)。
 
 更に12mmダウンすることに。うう〜、メンドくさい・・・。
 でも、今気がついてよかった〜。
      ブレーキホースを支持するステーを12mmカットし、
 鉄パイプをあてがって、車高調ネジ部を
 今よりも更に12mm叩き込みます。
   こんな感じ♪

 結局ストラット長は純正よりも10mmくらいの
 ショート加工となりました。
   そして溶接。今回は車体の仮組みはナシです。
 めんどくさいんだもの・・・。

 車高調キットもかなりしっかり入っていたので、
 溶接も最小限にとどめました。

 ホントはぐるっと一周溶接した方がベストだと
 思います・・・。
   溶接箇所とブレーキホース支持用ステーの切り口を
 錆止め処理。ストラットをキレイに塗装したら
 カッコいいのだけど、面倒なのでパス。
   車体に組み付け、フロント車高調の完成!
   ここまで低くなりました♪

 自作車高調
 スプリング 圭オフィス ID65 7kg/mm 250mm 
 アブソーバ 92ショートショック
 YZ製車高調キット(ID内ネジも付き 55A-Li)
 AE86用ピロアッパーマウント(要加工)
   ←施工前の写真。

 むちゃくちゃ車高が高いです。
 しかもスプリングレート2.1kg/mm・・・。ぐにゃぐにゃ。

 全然違うなぁ。


この後、リヤの施工は諸事情によりしばらくお預けとなっちゃいまして・・・。
 で、フロントだけしか変わってない状態での走行ですが、それでも乗り心地が格段によくなりました♪
 92ショートは硬すぎて・・・、とよく聞きますが、僕の感想は、丁度よい硬さだというのが本音です。

2by2のため、2シーターよりも重量が重いこと、
我が家のクルマは、エアコン用のコンプレッサ・コンデンサがついているため、
一般的(?)なS30よりも重いから、ちょうどよく感じるのかなぁ?
よく分からないけど、まあいいや。

ああ、早くリヤも交換したいなぁ。